部材スタイルについて

TOPICS

はじめに

こんにちは、AReX‑Styleサポートチームです。
施工コマンドを利用するとき、「スタイルを選択するだけで必要な部材が自動でセットされる」仕組みがあります。
本ガイドでは、その中核となる [SCS_部材リスト]ビュースタイルタグ[AXS_FAMILY部材] の役割、そして スタイルセットと記号の関連付け、さらに AX_GX/AX_GY/AX_GH パラメータ の動作まで、実務で迷わず設定できるように体系的に解説します。

SCS_部材リストとは

施工コマンドが参照するための 「部材仕様の辞書」 のようなビューです。
内部には一般注釈ファミリ(スタイルタグ)が多数配置され、ここに登録された情報をもとに、コマンド実行時の部材選択が自動化されます。

このビューは以下のような条件で設定されます:

  • ビュータイプ名が「AX-Style LIST」である
  • パラメータ「図面種別」が「Style LIST」になっている

ここにまとめておくことで、壁・床・天井いずれの下地割付でも整合性のとれたスタイル選択が実現できます。

スタイルタグ[AXS_FAMILY部材]とは

従来は「MAT(材料)」と「FAMILY(ファミリ)」の2種類だけでしたが、施工コマンドでは 「部材そのもの」 を定義する必要があるため、新たに FAMILY部材タグ が追加されました。

定義する対象は、

  • 壁:縦部材、横部材、縦補強、横補強、下地、仕上げ、目地
  • 床:ベース、根太、大引、支柱、際部材、下地、仕上げ
  • 天井:吊り材、フレーム、下地、仕上げ

など、スタイルのタイプごとに部材一つひとつを登録します。

「スタイルセット」と「記号」を一致させる仕組み

施工コマンドでスタイルを選択すると、その構成部材が自動で設定されます。
これを成立させているのが 「スタイルセット」×「記号」 の関係です。

下地・仕上げの場合

たとえば:

  • MAT側(例:AXS_MAT内部)
    スタイルセットに “WbGR12” を入力
  • FAMILY部材側(例:AXS_FAMILY部材:下地)
    記号に “WbGR12” を入力

この2つが一致すると、
「MATスタイルを選んだ瞬間に、対応する部材が自動選択される」
という動作が成立します。


構造の場合(複数部材を束ねる)

構造部材は縦・横・補強など複数種類があるため、記号を規則に従って並べます。

例(壁構造):縦A,縦B | 横A,横B | 縦補強 | 横補強

この並びを MAT側スタイルセットにそのまま書く ことで、
縦横・補強がまとめて関連付けられます。

AX_GX/AX_GY/AX_GH パラメータ

AX_GX/AX_GY:ピッチ・サイズの自動入力

部材タグ側にあらかじめ数値を設定しておくと、

  • ピッチ
  • サイズ

がコマンドダイアログに自動入力されます。

たとえば:

  • LGS_WR-65 の AX_GX/AX_GY に 45 と入力
    → 壁下地割付コマンドで選択すると「ピッチ=45」が自動で入る

AX_GH:厚み(高さ)参照パラメータ

作成される要素の「厚み(高さ)」をどのファミリパラメータから取得するかを指定します。

例:パネルの厚みを設定するパラメータ名が 「パネル厚」 の場合
→ AX_GH に 「パネル厚」 と入力

パラメータ名は完全一致が必要で、全角・半角も区別されます。

実務での活用ポイント

記号とスタイルセットは必ず一致
 スペースや全角半角の違いにも注意
・構造は書式(順序・区切り)が命
 チーム内で統一ルールを持つほど精度が上がる
・AX_GX/GY/GH を入れると作業効率が大幅に向上
 毎回の手入力がなくなり、標準値が安定する
・SCS_部材リストを整備すれば他プロジェクトへの転用も容易

まとめ

・SCS_部材リストは 部材仕様の管理ビュー
・AXS_FAMILY部材 は 施工コマンドで使う部材定義の中心
・「スタイルセット × 記号」 で 自動選択 が成立
・AX_GX/AX_GY/AX_GH により ピッチ・サイズ・厚みが自動化
・ルール化・テンプレート化するとプロジェクト全体の効率が大きく向上

TOPICS